オルソケラトロジーとは
オルソケラトロジー療法とは?
オルソケラトロジー(Ortho-Keratology)とは、ギリシャ語で“矯正(Ortho)”“角膜(Kerato)”“学問(logy)”という意味があり、日本国内では『オルソケラトロジー』や『オルソケー』と呼ばれています。
オルソケラトロジーレンズと呼ばれる内面に特殊な加工がなされた高酸素透過用ハードコンタクトレンズを用いて、角膜を傷つけることなくその中心付近を平ら(フラット)にし近視を治療する角膜矯正療法のことです。
使用方法は、通常のコンタクトレンズとは逆に、寝ている間にレンズをつけ、朝起きた時にレンズをはずします。就寝中に角膜の形が矯正されますので、朝起きてレンズをはずした後も一定の期間視力は回復し、良好な裸眼生活が送れます。
これは眼鏡、コンタクトレンズ、レーシック(LASIK)などのレーザー手術と並ぶ第4の近視治療方法と言われています。
矯正効果に個人差はありますが、多くの方が最終的にほぼ日中を裸眼で生活することができるようになり起きている間にメガネやコンタクトレンズをする必要がなくなります。
この矯正方法は、USA(アメリカ)ですでに30年以上の研究、治療の実績があり、120万人以上の人がこの処方を受けています。また、オルソレンズ材質の安全性は日本の厚生労働省にあたるアメリカ食品衛生局(FDA)にて承認済みです。
この治療法は、近視矯正手術を受けられない方や子供、スポーツマン、パイロット、ダイバー等のある程度の定められた視力が必要な方には特に有効な治療法といえます。
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オルソケラトロジーのあしあと
オルソケラトロジー治療法は「円錐角膜」という変形した角膜の治療から発見されました。そして、「オルソフォーカス」という名前で1960年代からハードコンタクトレンズを用いた近視矯正として初めて試みられました。
1970年代に入り、アメリカの国立眼科研究機関でオルソ部門が設立され本格的にオルソの公式研究が開始されることとなりました。
その後、オルソケラトロジーはその治療実績にもとづいて、アメリカ食品衛生局の承認を得るにいたりました。
日本におけるオルソケラトロジーの歴史はまだ浅く、アメリカから日本へ完全に上陸したのは、ほんの6年前の2000年5月のこととなります。
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どのような効果があるの?
比較的年齢の若い人ほど効果が高く、特に子供の仮性近視には抜群の効果があります。軽い乱視にも効果があります。裸眼で0.1位までの人に対しては非常に効果が高く、それ以上の近視の人であっても効果があります。(個人差はあります)
米国FDAの調査によると、視力が0.1前後の人であれば、睡眠中にオルソKレンズを装着しただけで、非常にたくさんの人が、およそ1週間で1.0まで回復しました。軽度の近視である0.5以上だった人は100%が0.8にまで改善し、更に1.5まで改善する人が78%にものぼっています。
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しくみはどうなっているの?
眼は、角膜と水晶体の二つの凸レンズによって目に入ってくる光を集光し、眼の奥にある網膜の上で像を結びます。この時、人は良く見えると感じます。構造的に角膜や水晶体の屈折力と眼球の長さ(眼軸長)のバランスが合わず、焦点が網膜上にぴったりと合わなくなり、前のほうにずれてしまっている状態のことを近視といいます。近視が進行すると、焦点がだんだんと前にずれてくるようになり、後ろにある網膜の広い範囲に光が映ってしまい、映像がぼやけてしまいます。(屈折性近視)
オルソKレンズは角膜を平らにすることができるため、光の屈折率を弱めることができ、その結果、焦点が後ろのほうに移動し、網膜と焦点の位置を合わせることができるのです。
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| 矯正前(裸眼状態) | 矯正中(睡眠中) | 矯正後(角膜がフラットに) |
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治療費はどれくらい?
現在、日本では自由診療となっており、健康保険の対象となっていません。そのため、自費治療となります。
オルソKレンズの耐久年数はおよそ4〜5年であります。使い捨てレンズを使用している方であれば、トータルでほぼ同額となります。ただ、オルソケラトロジーは視力回復がその魅力でもあるため、単純比較はできないかもしれません
その他の視力回復法として手術をして角膜を矯正するレーシック(LASIK)などのレーザー治療がありますが、これらはおよそ30万円〜50万円ぐらいの相場となっています。
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